第44回前橋市消費者団体連絡会の総会が開催されました
前橋市消費者団体連絡会(前橋市消団連:会長 八田直樹)の第44回総会が、5月20日(月)に前橋市の県勤労福祉センターで開催され、8団体・個人から23名が参加しました。
総会は大崎由紀子幹事(コープぐんま)の司会により開会し、議長に瀧澤佳津子さん(個人会員)を選出しました。議題に先立ち八田会長から、昨年2月にNPO法人消費者支援群馬ひまわりの会が適格消費者団体に認定されてからの事業者への改善申し入れ活動で、認定前はほとんど無視だったのが認定後は弁護士対応をしたり是正・改善が行われたりなどの変化を生み出していること、10月の消費税増税に向けて中止を求める市民ネットワークが結成されたこと等に触れてあいさつがありました。
続いて、来賓としてご出席された前橋市消費生活センター所長手嶋節子氏より、消費者からの相談件数が昨年は3,085件となり架空請求の相談が多かったことにふれ、多種多様な消費者ニーズが生まれている中で消費者被害にあわないために情報を発信し、県内の消費者団体と協力して取り組みを進めていきたいとのごあいさつをいただきました。
議事では田島仁事務局長から①2018年度事業報告と収支決算②2019年度事業計画と収支予算について提案を行い、佐藤智之監事から監査報告を行いました。続いて③2019年度役員候補について議長から事務局提案の説明があり、質疑の後、全議案が全会一致で承認されました。
2019年度は、前橋市保健所とのリスクコミュニケーション、10月消費税10%ストップ活動参加、SDGsの学習、環境型社会づくりの推進、福島視察学習、食品の安全等に取組みます。
役員は会長に八田直樹氏(群馬県生協連)、副会長に宮田よし子氏(個人会員)、事務局長に田島仁氏(群馬県生協連)、監事に佐藤智之氏(群馬大学生協)、他幹事7名を選出しました。最後に宮田副会長から総会終了のあいさつを行いました。
総会の記念講演は、大野豊文氏(前橋民主商工会会長)から「10月消費税10%ストップ、ネットワークの取り組み」と題して講演いただきました。
安部政権のもとでくらしは良くなっているのでしょうか。食料品の値上がりが続き、米中貿易交渉や英国のEU離脱などで日本経済は「令和不況」と言える状況です。このような時に消費税を10%に引き上げたらどういうことになるか。消費税反対の人も、賛成の人も、この10月の引き上げは良くないという意見は一致します。 海外では消費税率がもっと高いと言うけれど、日本では商品の価格全額に消費税がかかるのに対して、控除額を超えた部分に税金をかける国もあれば、非課税品目がもっと多い国もあって、実質的な負担額が日本と比べて多額とは必ずしも言えません。また、消費税は福祉目的と言うけれど、大企業の輸出にかかる消費税を多額に還付する制度があって、大企業の負担を少なくして国民負担を増やす制度とも言えます。 税金の集め方、使い方を変えれば、消費税10%増税中止は可能です。ぜひ10月の増税中止請願署名と前橋ネットワークへの賛同署名を広げてください。 |