平成29年度に「適格消費者団体」認定申請
NPO法人消費者支援群馬ひまわりの会が第36回定期総会を開催
NPO法人消費者支援群馬ひまわりの会(湯木智子理事長)は4月22日に第36回定期総会を開催し、平成28年度事業報告と平成29年度事業計画を提案通り確認しました。
総会に先立ち、社会保険労務士萩原秀長氏より「知ってほしい障害年金制度~事例を交えて~」と題して記念講演が行われ、障害年金制度が知られていないこと、申請にあたっては複雑な制度や「初診日要件」などの高いハードルがあってあきらめてしまう人が多い実態などが紹介されました。
萩原氏は、医療機関や行政の担当者でも制度を正しく理解していないケースが目立ち、安易に「(障害年金の)対象にならない」といいきられてしまう弊害も生まれている、と厳しく指摘しました。
総会では、議長に弁護士舟木諒氏を選出したあと、小倉光雄事務局長から議案提案が行われました。小倉事務局長は、多重債務者・消費者の被害防止、救済及び支援事業をはじめ、検討委員会、学習会、機関紙発行などの事業を推進し、総会・理事会などを開催してきたことなどを報告し、新年度事業計画について説明しました。「適格消費者団体」への認定をめざす取り組みでは、「現在消費者庁と申請前の事前相談を行っている。平成29年度に正式申請し、認定を受けたあとは、パンフレット作製やシンポジウム開催などで消費者に幅広くアピールしていきたい」と抱負を述べました。
総会には、委任状を含めて82名が参加しました。
群馬県生協連は、NPO法人消費者支援群馬ひまわりの会の加盟団体として、八田直樹県連会長、中嶋源治顧問の2名が理事に選出されています。