地域生協3生協が実行委員会で平和を願う映画会
「この世界の片隅に」上映会が行われました
「この世界の片隅に」上映会が行われました
生活協同組合コープぐんま、よつ葉生活協同組合、生活協同組合パルシステム群馬の3つの地域生協が実行委員会をつくり、群馬県生協連が協力した「映画『この世界の片隅に』上映会」が、9月23日(土)伊勢崎市境総合文化センターで開催されました。同実行委員会の上映会は、昨年10月の『サクラ花』に続いて2回目の取り組みです。
映画は、昭和19年に広島から呉に18歳で嫁いだ主人公のすずさんが、戦争のため食べられる物がだんだん減っていく中でも、工夫を凝らし食卓をにぎわせ、衣類も作り直し、時には大好きな絵を描き、毎日生き生きと前向きに精一杯暮らしている姿を描いて、2016年に公開されて以来ネットの口コミなどを通じて評判になりました。
当日は、パルシステム群馬理事の林百恵さんが司会をつとめ、佐藤順子実行委員長(コープぐんま理事)から「事業は別々でも、組合員活動の原点である共同、助け合いの精神では事業間の壁はなく同じ想いで、生協で平和活動を続けています。今私たちが、不自由なく暮らせている事は決して当たり前でない事に感謝し、生きている事の素晴らしさ、命を大切に生きて行く事が、戦争を二度と繰り返さない事へと繋がっていると思います。」とあいさつし、ヒバクシャ国際署名等平和の取り組みへの協力を呼びかけました。
当日2回の上映会には約630名が参加し、「すずさんの優しくて人想いな気持ちに勇気をもらいました」「あなたがくぐり抜けてきた戦火の向こうにタンポポが舞いやっと平和になったのに、また黒い空が来てはいけませんね」「すずさん、あなたはとても強いです。何気ない幸せ、ふつうであることがどれほど大切か、尊いかを教えてくれてありがとう」などの感想が寄せられました。