第55回 群馬県生協大会を開催しました

群馬県生協連(会長 大貫晴雄)では、10月12日(木)に、昌賢学園まえばしホール(小ホール)にて、第55回群馬県生協大会を開催しました。2020年からのコロナ禍のため、対面での開催は4年ぶりとなり、約150名の方に参加いただきました。
《 大会テーマ 》
誰一人取り残さず
《 大会テーマ 》
誰一人取り残さず
安心してくらし続けられる地域社会を作るために
~私たち生協ができること~
~私たち生協ができること~
【第1部】 開会・記念講演

羽鳥さん 橋爪さん
総合司会を羽鳥副実行委員長(こくみん共済coop)が務め、会の冒頭に橋爪実行委員長(コープぐんま)より、「本日の記念講演や活動報告を参考に、私たち生協ができることをみんなで考えていきたい」と挨拶がありました。
記念講演は、社会活動家 河村正剛氏による「タイガーマスク運動の始まりとこれから」をテーマに講演いただきました。
記念講演は、社会活動家 河村正剛氏による「タイガーマスク運動の始まりとこれから」をテーマに講演いただきました。

河村さんの講演のようす
河村氏は、児童養護施設に伊達直人の名前でランドセルを寄付し、全国的に広がったタイガーマスク運動のきっかけとなった方で、現在は、群馬県内を中心に、児童養護施設の子供の自立支援やひとり親家庭の生活支援等を行っています。
講演では、ランドセルを寄付するまでの想いや経過、その後の活動、行政・民間企業と連携した取り組み、企業と連携したこども食堂への食糧寄贈の取り組みなどについてお話いただきました。

会場のようす
【第2部】 会員生協の社会活動報告・閉会

第二部では、生活クラブ生協群馬の中島理事による「ワーカーズ・コレクティブ運動と、ステーションでの拠点づくりの試み」、はるな生協野村さんによる「生活困窮者支援の取り組み」について報告いただきました。
生活クラブ群馬の中島さんからは、ステーションの運営を、メンバー全員が出資者であり、経営者であり、労働者であるワーカーズ・コレクティブとしたことの経緯、今後の課題について報告がありました。
続いて、はるな生協の野村さんからは、路上生活者や生活困窮者を対象とした、炊き出し、なんでも相談会、無料低額診療事業等の取り組みについて説明があり、地域で途方に暮れる生活困窮者を一人でも多く受け止めていきたいと報告がありました。

閉会では、群馬県生協連会長の大貫より、協力いただいた方、参加いただいた方、また、本大会のテーマに沿った内容で講演や取り組み報告いただけたことについてお礼が述べられ、あらためて協力していくことの大切さ、今後の課題について考えるきっかけとなったことに触れ、生協として様々な社会活動に取り組んでいきたいと挨拶がありました。
(写真左:大貫会長)
会場入り口には、各生協の展示コーナーを設け、持ち帰り用のパンフレットや機関紙の設置、取り組みのようすを書いた模造紙の張り出しを行い、休憩時間には多くの方が、展示コーナーに足を運んでいました。
