前橋市消費者団体連絡会が
群馬県食品安全検査センターを見学しました
前橋市消費者団体連絡会は、群馬県の食品安全行政の取り組みを知ろうと、7名が群馬県食品安全検査センターを訪問し、砂長千晶次長より業務内容について説明を受けました。
群馬県では、食品安全検査センターのほか、衛生環境研究所、食肉衛生検査所で食品検査を分担して行っています。
食品安全検査センターは、生産から加工・流通・消費の各段階での安全性を確保するための総合的な検査業務を一元的に担う食品安全行政の科学的根拠として、2003年10月に開所しました。
検査体制は所長以下16名で3つの係に分け、食品の残留農薬、食品添加物、細菌、アレルゲンなどの検査や、医薬品、家庭用品などの検査を行っています。
平成30年度の検査実績は検体数1,711(うち輸入食品334)、検査数42,883、そのうち違反数は1件でした。違反事例としてはアイスミルクの大腸菌群が陰性であるべきところ陽性。対応としては保健所が、製造施設に対して立ち入り検査を実施し、回収命令及び再発防止の指導等を行っています。<CSF(豚熱)についてお聞きしました>
2月4日で県内における野生イノシシでのCSF感染確認事例は20頭目となりましたが、感染野生イノシシの確認地点から10キロメートル圏内にある農場は既にワクチン接種を完了しているとのことでした。
【CSFとは】
CSFウイルスにより起こる豚やいのししの熱性伝染病で、強い伝染力と高い致死率が特徴です。治療法は無く、発生した場合の影響が甚大であることから、家畜伝染病予防法の中で家畜伝染病に指定されています。
【CSFの人への感染は?】
CSFは、人には感染しません。
豚肉の摂取により、CSFが人に感染することは世界的に報告されていません。
CSFにかかった豚の肉が市場に出回ることはありません。
【CSFワクチンの人への影響は?】
CSFワクチンを接種後20日間は出荷できません。
CSFワクチンを接種した豚肉を食べて、健康に影響があったという報告はありません。
◆本日の見学内容を踏まえ前橋市消団連として、上記
内容を広くお知らせすることとしました。