ぐんま食の安全・安心県民ネットワーク
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ネットワークが群馬県と協働、産学官連携による食の安全理解促進事業(高崎健康福祉大学)をリモートで実施しました
ぐんま食の安全・安心県民ネットワーク(会長:中村隆夫生協連会長理事)は、群馬県と協働で、高崎健康福祉大学の学生を対象とした「食の安全理解促進事業」を11月24日(火)、12月1日(火)の日程で実施しました。
11月24日(火)は、株式会社ベイシア品質・鮮度管理部小須田徹部長と担当の職員から、ベイシアの概要と店舗での品質管理の取り組みについて説明を行ったあと、県食品・生活衛生課食品安全推進室田附博主任から群馬県食品安全検査センターの取り組みについての報告、同室小髙佳子主幹から輸入食品の安全性確保について説明が行われました。
12月1日(火)は、生活協同組合コープぐんまからの報告として、コープデリ生活協同組合連合会品質管理部内田正弘部長からコープぐんまの概要と検査センターや品質管理の取り組みについて説明を行ったあと、24日と同様に、田附主任から県食品安全検査センターについて、小髙主幹から輸入食品の安全性確保についての説明を行いました。
出席した学生さんたちからは、多くの感想が寄せられました。一部をご紹介します。
【ベイシアの説明について】
・産地や生産地を限定することで、安全・品質・価格の安さを確保していることを知りました。また、消費者にわかりやすいように添加物やアレルゲン、防カビ剤などの表示をすることも安心の提供に不可欠だと思いました。
・コロナ状況になる前でも、アルコール消毒を置いておくことで、食中毒の予防をしていることが分かりました。また、鮭の個々販売の物や、コロッケ、かき揚げなどは、袋詰めすることで安全を確保していることがわかりました。
・より良いものをより安く提供するために沢山の職種の方々が衛生管理、品質管理を徹底していた事を知り、努力を感じました。まな板の洗い方も家では円を書くように洗っていたのですが、今回の授業でタテ、ヨコ、ナナメで洗うのが正しいと知り、今度から家でもこの洗い方にしたいと思いました。
【コープぐんまの説明について】
・スーパーで販売される食品は、生産者をはじめとする多数の事業者によって度重なるチェックを受け、品質がよく異物や微生物の混入のない安全な状態のものが販売されている。
・食品になるまで、育てた人や、加工する人、管理する人など様々な人にバトンが繋がって私達の手のもとに来ているということを実感できた。また、コープではそのバトンを繋いでいる人の顔が出ていて安全性を感じた。さらに、安全管理を行っている場所が新しくて清潔で消費者側から見ても安心できると思った。
・製品が消費者のところに届くまでに沢山の人の協力があって安全に運ばれていることが分かった。今回の講義でフードチェーンという言葉を初めて耳にしたが、食の安全に欠かせない取り組みだという事が分かった。
【群馬県食品安全検査センターの説明について】
・群馬での検査状況を知ることができ、さらに安全である意識が持てた。日本の輸入食品等の食品衛生法違反件数についても知りたかった。
・食品の検査のみならず、一般用品の検査もしていることに驚いたと同時に、私たちの生活は検査センターで働いてくださる人達によって安全が確保されているのだと思いました。
・放射能検査や細菌検査、栄養成分分析などあまり目では分からない部分の検査を行うことで安全な製品を届けられるようにしていることを知った。
・食品衛生学実験で行っていた検査などが実際に行われていて、徹底した検査が行われていることがわかった。
【輸入食品の安全性確保について】
・群馬県のカロリーベースの食料自給率は33%と低いことがわかった。畜産物は、飼料を用いるため、食料自給率がまた変わってくることがわかった。
・自分が思っていた以上に輸入食品を食べていたし、輸入食品では無いだろうと思っていたものも輸入だったりしていたので驚きました。輸入食品の監視体制を行うことで、安心して食べることが出来るし、これから輸入食品が増えていく可能性があるので、自分で適切に選択していきたいなと思いました。
・輸入食品の安全に対する意識が変わりました。国産品と輸入品を上手く織り交ぜながら購入していこうと思います。
・今回の講義で若干マイナスのイメージがあった輸入食品のイメージが変わり、上手に購入していくことが大切だと学びました。しかし、安く、安全性も高い輸入食品をどんどん購入することでさらに日本の食料自給率は落ちてしまう可能性もあるのでどうすれば良いのか自分でも考えながら生活していきたいと思いました。
以上