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ぐんま食の安全・安心県民ネットワーク
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県民ネットワークが群馬県と協働
産学官連携による食の安全理解促進事業(明和学園短期大学)を実施しました
 
鈴木アップル園での説明のようす
 ぐんま食の安全・安心県民ネットワーク(会長:中村隆夫県生協連会長理事)は、群馬県との協働事業として、9月13日(金)に若い世代向けの「食の安全理解促進事業(明和学園短期大学)」を実施しました。この企画は、9月2日(月)に実施した東洋大学との連携事業に続き、本年2例目です。
 今回は明和学園短期大学と連携し、同学生活学科栄養専攻の学生10名と引率として木村祐美教授、天宮陽子准教授の2名が参加され、鈴木アップル園(沼田市利根町)、JA利根沼田・片品トマトセンター(片品村)を訪れ、食の安全の取り組みについての学習と産地・施設見学、その後学内に戻り、食の情報発信に関する意見交換を行うというスケジュールで実施されました。
 見学に訪れた鈴木アップル園、JA利根沼田は、いずれも群馬県が取り組んでいる『食の現場公開事業』の登録事業者です。
 群馬県からは県健康福祉部食品・生活衛生課食品安全推進室工藤暢宏補佐、同室田附博主任の2名が参加し、県民ネットワークから斎藤剛事務局長(県生協連専務理事)が同行しました。
園主 鈴木さん
 鈴木アップル園では、鈴木正作さんご夫妻が出迎え、園内の休憩所で園主の鈴木さんから、園の概要、農薬や肥料の使用状況について説明を受けました。りんごはある程度農薬を使わないとできないが、なるべく少なく使っていること、ミネラル豊富な土づくりのため、毎年熊本に土を送って検査をしてもらい、不足するミネラル成分を肥料に加えて補っていることなどをお話しいただきました。また、りんご狩りを目的とした観光農園であることから、木が大きくならないように、木と木の間も間隔を詰めて栽培していることが、鈴木アップル園の特徴といったことも語られました。また、りんご狩りを目的とした観光農園であることから、木が大きくならないように、木と木の間も間隔を詰めて栽培していることが、鈴木アップル園の特徴といったことも語られました。
 奥様から今年初めて収穫したりんごの新品種「おぜの紅」やプルーンなどの試食がふるまわれ、参加者は味を確認し、舌鼓を打っていました。
 
農場見学のようす
案内 星野さん
 JA利根沼田・片品トマトセンターでは、指導販売部片品トマトセンター所長星野光彦氏、同部片品集荷所星野貴成氏が出迎え、トマトの集荷・選別の様子を星野貴成氏の案内で見学しました。

 片品トマトセンターは平成29年度産地パワーアップ事業により最新選果機を導入、それまでの日量7千ケースから日量1万2千ケースに処理能力が向上したとのことです。参加者は、トマト1個1個がカメラ撮影され、瞬時に等級・サイズ別に選別され、箱詰めからバンドル包装までの様子を、説明を受けながら見学しました。「遠くは沖縄県までトマトが運ばれます。早くても2~3日はかかるので、いい状態で到着できるよう、トマトの鮮度を調整しながら出荷しています」と星野氏が説明すると、参加者はおどろいた様子でうなずいていました。
施設見学のようす
学習会・グループワークのようす
 片品を出て一行は学内の教室に戻り、県食品安全推進室工藤補佐、同室田附主任により、「輸入食品の安全性確保について」「若者を対象にしたリスクコミュニケーション」と題して学習会を行いました。工藤補佐からは、日本は食料の多くを海外に依存していること、輸入食品の安全性を確保するための国や都道府県での監視体制の概要についてなどが説明されました。
 その後参加者は3つのグループに分かれ、県食品安全推進室田附主任の説明を受けて、「食品によるノロウィルスの事故を減らすために、若者(大学生)に対してどのようなリスクコミュニケーションを実施したらよいでしょうか?」を課題として、意見交換が行われました。
 
 意見交換のあとの発表では、「野菜やくだもののかぶりものをした出演者が料理をするときに気をつけることなどを伝える動画をつくり、ユーチューブなどで配信する」「若者向けにティシュや飴を配り、同封したクイズなどで情報を伝える」「ネットでクイズに答えてもらい、正解するとポイントやぐんまちゃんなどのスタンプがもらえるようにする」「学校で10分くらいの劇をする」「食中毒予防のインパクトのある画像などをSNSで流し関心を広める」などのアイデアが報告されました
 発表を聞いて、「知事も情報の発信には関心が高く、実現できるかもしれない」「明和短大のキャラクター『めいたん』もぜひ活用したい」などの意見が出されました。
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