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ぐんま食の安全・安心県民ネットワーク
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群馬県・前橋市・高崎市と県民ネットワークが
「食物アレルギー公開講座」を開催しました
 ぐんま食の安全・安心県民ネットワーク(会長:中嶋源治県連顧問)は、群馬県・前橋市・高崎市との協働事業として2月15日(金)に高崎市総合保健センター第1会議室において「食物アレルギー公開講座~しってる?食物アレルギー」を開催しました。この講座は、県民に広く食物アレルギーについて正しく知ってもらおうと企画されました。講座には事前申し込みのあった県民約130名が参加しました。
公開講座のようす
食品安全推進室 萩原室長(左)と
県民ネットワーク 中嶋会長(右)
 群馬県健康福祉部 食品・生活衛生課 工藤暢宏補佐が開会を宣し、同課食品安全推進室 萩原美紀室長が主催者あいさつを行い、共催団体を代表してぐんま食の安全・安心県民ネットワーク中嶋源治会長があいさつしました。
 萩原室長は、食物アレルギーについて大人だけでなくお子さんにも知って欲しいと、親子で学べる小冊子を作成したことを紹介して、「学校や市町村、事業者、消費者など多くの場面で活用して欲しい」と呼びかけました。中嶋会長は県民ネットワークの活動を紹介し、「食物アレルギーについて学ぶ機会を得られて楽しみにしている」とコメントしました。
 講座では、群馬大学医学部小児科学分野教授の荒川浩一先生による基調講演の後、食物アレルギー対策に取り組む小中学校教諭、保護者、荒川先生によるパネルディスカッションが行われました。
群馬大学荒川教授
 「しってる?食物アレルギー」と題して基調講演に立った荒川教授は、アレルギー体質のある人がアレルギー疾患を次々に発症する様子を「アレルギーマーチ」として紹介し、食物アレルギーとは何か、食物アレルギーの反応のしくみなどを解説しました。
 続いて1クラスに40人いたら、そのうち2~3人くらいの食物アレルギーのおもとだちがいることがある、と説明し、表示のルール、医療現場で行っていること、発症予防の常識がかつてと変わってきていることなどをわかりやすく解説しました。
 また、最近は花粉症の人が新鮮なくだものや野菜、木の実などを食べることによって「口腔アレルギー」を発症する人が増えている、との報告がありました。のどのかゆみ、ヒリヒリ、イガイガ、はれなどは花粉症が原因かも知れない、とのことでした。
 パネルディスカッションでは、群馬県食品・生活衛生課 食品安全推進室 萩原室長をコーディネーターに、基調講演講師荒川教授、前橋市立荒砥中学校養護教諭 福田喜恵氏、高崎市立東部小学校栄養教諭 島田明子氏、群馬小児喘息・アレルギー親の会会長 伊藤愛氏の4名のパネリストが登壇し、それぞれの立場から食物アレルギーに対するとりくみや課題について報告と意見交換が行われました。
パネルディスカッションのようす
高崎市保健所
武井 課長
 閉会にあたり、共催団体を代表して高崎市保健所生活衛生課 武井祥一課長から、「身の引き締まる思いで講演を聞いた。基礎的なお話しや現場での取り組みが聞けて密度の濃い公開講座となった」とあいさつがありました。
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