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群馬県生活協同組合連合会
〒371-0847
群馬県前橋市大友町 1-13-12
学校生協会館 3階
TEL 027-212-0152
FAX 027-212-0153

設  立: 1958年10月30日
会  長: 大貫 晴雄
会 員 数: 14組合
     (他に準会員1)
組合員数: 約77万1千人
     (2022年度末現在)
総事業高: 約863億円
     (2022年度)

 
第2回県連災害対策協議会を開催
ボランティア団体・県危機管理室の活動を学びました
 2019年度第2回県連災害対策協議会を11月15日(金)県庁昭和庁舎会議室で開催しました。今回は災害ボランティアぐんまと県危機管理室から講師を迎え、それぞれの活動を学び、生協への期待をお聞きしました。会議には7会員生協、県連から12名、オブザーバーとして中央労金生協部・県本部から2名が参加しました。
災害対策協議会のようす(災害ボランティアぐんま理事長講演)
 今回の講師として、災害ボランティアぐんま理事長 細金光義氏、群馬県総務部危機管理室危機管理・防災係主任 志茂淳之介氏の2名にお越しいただき、それぞれ活動報告と生協に期待することについてご講演いただきました

災害ボランティアぐんま 細金理事長の講演(要旨)

細金理事長
〇群馬でも災害は起こります
 台風19号で富岡市、太田市に被害が発生しています。ハザードマップを見ると赤く塗られた危険地帯だったことがわかります。
 今から1,201年前の818年弘仁地震では、地割れ地すべり山津波、液状化などで県南部に大きな被害があったことがわかっています。
〇災害ボランティアぐんまの活動
 東日本大震災では、資材運搬・仕分けなどのボランティア派遣、バスで現地に行くボランティアバスの運営などを担当しました。県内の救援活動を主とし、近県への救援活動、災害対応ネットワークの構築、ボランティアリーダーの育成などに取り組んでいます。
被災者とボランティアをつなぐ役割を果たすボランティアセンターは大事です。災害時は通常と違うので、臨機応変、柔軟性、寛容性のある対応が必要。
被災地にボランティアとして行く場合は、新しい情報の入手、受け入れの可否、持参道具類、宿泊、交通事情、駐車場など、全て自己完結で対応して欲しいですね。
〇生協に望むこと
 組合員や役職員を守ること、機能の維持(事業継続)、社会貢献・共生の視点をもって災害支援を行ってほしい。

県危機管理室 志茂主任の講演(要旨)

志茂主任
〇最近の災害等の発生状況について
 台風19号では群馬県で初めて大雨特別警報が発表され、県内で死者4名、負傷者7名、全壊住宅21棟、半壊298棟、一部破損395棟、床上・床下浸水208棟の被害が出ました。近年では、台風、豪雨、火山噴火、豪雪、地震などの大規模災害が連続して発生しています。
〇群馬の過去最大の被害について
 台風では、昭和22(1947)年9月のカスリーン台風。赤城山麓で土石流が多発し、東海・関東の死者1,077名のうち、県内で592名の死者がありました。火山噴火では、天明3(1783)年の浅間山大噴火、死者1,151人。山林火災では平成26(2014)年4月の桐生市山林火災。隣接の栃木県足利市小俣町に延焼し、約263ヘクタールを焼失。竜巻では、平成21(2009)年7月館林市、平成27(2015)年6月前橋市・伊勢崎市の被害がありました。
〇群馬県の危機管理体制について
 危機管理体制の確保、地域防災計画の策定、防災訓練の実施、災害用備蓄物資の保管・管理、支援の受け入れ体制の整備、地震被害想定調査、関係機関との連携などに取り組んでいます。
〇災害への備えについて
地震へは、建物の安全性を高める事、家具類の転倒防止対策に尽きます。水害へは、ハザードマップで危険個所を確認すること、豪雨になる前の早めの避難です。また、ふだんから地域のつながりが大事です。
〇生協に望むこと
 生協さんとは応急物資協定を結んでいます。これまで幸いなことに協定発動はなかったわけですが、引き続きご協力をお願いします。
 会議ではこの他に、(1)2019年度緊急連絡訓練、(2)日本生協連中央地連MCA無線訓練、(3)群馬県総合防災訓練、(4)台風15号・19号被災状況、被災地支援活動、(5)福島“復興?”視察学習ツアー、(6)群馬県社協との連携協定などについて確認しました。
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