群馬県消費者大会実行委員会が
県内4つの消費生活センターを訪問・懇談しました
群馬県消費者大会実行委員会(八田直樹実行委員長)は、10月の消費者大会開催に向けての取り組みとして、県内19の市町郡消費生活センターのうち、4つの消費生活センターを訪問し、担当者等と懇談を行いました。訪問は群馬県消費者団体連絡会(八田直樹会長)が担当し、前橋市消費生活センターの訪問には前橋市消費者団体連絡会の加入団体・個人が参加しました。
安中市消費生活センター
8月26日(月)に行われた安中市消費生活センターとの懇談では、県消団連から八田直樹会長(県連顧問)、田島仁事務局長(県連事務局長)の2名が参加し、市消費生活センターからは吉田隆主査が出席しました。
懇談では、架空請求ハガキの相談が288件あり相談件数のうちの約40%近くを占めていること、通信サービスの相談が130件あり、光回線やスマホに関連する相談が多いことが報告されました。
消団連からは、被害情報などの消費者への周知、消費者支援群馬ひまわりの会へ情報提供などを要望しました。
伊勢崎市消費生活センター
8月27日(火)に行われた伊勢崎市消費生活センターとの懇談では、八田会長、田島事務局長の2名が参加し、市消費生活センターからは神保史真子所長、輿石光一主査、藤澤淑香相談員が出席しました。
懇談では、1,645件の相談があり増加している、架空請求では女性宛が多く、ハガキばかりでなく封書送付も増えていること、火災保険を名乗って住宅修理をさせる強引な訪問販売やアナログ回線が終了すると語り光回線をすすめ割高なオプションをつけて高額になってしまうケースがあることなどが報告されました。
消団連からは、消費者支援群馬ひまわりの会への情報提供、消費生活センターと消団連との情報交換などを要望しました。前橋市消費生活センター
8月29日(木)に行われた前橋市消費生活センターとの懇談では、県消団連・前橋市消団連から7名の参加があり、市消費生活センターからは、手島節子所長、下田大介主任、小倉奈恵子相談員の3名が出席しました。
懇談では、昨年度3,085件の相談があり前年より5.9%増加した、アナログ回線廃止で電話が使えなくなると事実と異なる説明で別会社の割高な光回線契約を取るケース、元のアナログ回線に戻す工事へのサポート契約をすすめられて料金を取られるケースも発生していることなどが報告されました。また、消団連に対して地域の見守り等への協力について期待が述べられました。
消団連からは、消費者支援群馬ひまわりの会との情報共有や、消費者問題の解決をめざすためひまわりの会と市との協定などを要望しました。これに対しては、市側から検討していきたい、との表明がありました。富岡市消費生活センター
9月3日(火)に行われた富岡市消費生活センターとの懇談では、八田会長、田島事務局長の2名が参加し、市消費生活センターからは高井小夜子所長が出席しました。
懇談では、相談件数は382件(前年比95%)だが、20歳未満275%、20歳代213%、30歳代118%と未成年・若年層の相談が増加した、通信販売による相談が125%と増えたのが原因と思う、SNSでは業者の所在がわからないためトラブルが発生しても返金してもらうことが難しいこと、光回線トラブルは通年で発生していることなどが報告されました。
消団連からは、消費者支援群馬ひまわりの会への情報提供などを要望しました。