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群馬県生活協同組合連合会
〒371-0026
群馬県前橋市大手町 3-19-3
TEL 027-234-2376
FAX 027-234-8244

設  立: 1958年10月30日
会  長: 中村 隆夫
会 員 数: 14組合
     (他に準会員1)
組合員数: 約72万5千人
     (2017年度末現在)
総事業高: 約808億円
     (2017年度)

 
前橋市消団連がnite燃焼技術センター(桐生市)を視察
nite 燃焼技術センター
 前橋市消費者団体連絡会(八田直樹会長)は2月27日(水)に視察研修会を開催し、桐生市にあるnite(製品評価技術基盤機構)燃焼技術センターを視察しまた。群馬県生協連をはじめ市消費者団体連絡会加盟組織から7名が参加しました。
燃焼技術センター概要説明のようす
nite香月氏(左)と長谷川氏(右)
 桐生市堤町のnite燃焼技術センターに到着すると、同センターのセンター長・香月比呂子氏、職員の長谷川貴史氏が出迎え、センターの概要説明がありました。
 香月氏からは、1928年に設立された商工省輸出絹織物検査所がniteの前身で、現在は経済産業省所管の行政執行法人であること、桐生の燃焼技術センターでは製品事故に関する情報を調査分析し、再発防止やリスクの低い製品開発に向けて必要な情報を発信していることなどの説明がありました。
 長谷川氏からは、製品事故調査業務として特に発火燃焼に係る重大・非重大製品の事故調査を実施していることなどが説明されました。
 続いて、nite専門官の鶴田克二氏よりX線透視装置について実際の画像を基に説明がおこなわれました。
 鶴田氏からは、「溶けて一部炭化した基盤からは何も読み取れませんが、右のようにX線透視装置を透すと内部のどの部分に原因があったか推察・特定することが可能になります。」との解説がありました。
炭化した基盤を示す鶴田氏(右)
X線透過装置

電気コードの間欠短絡発火実験

・コードが机の脚などで踏まれていたりすると、少しずつ素線が切れて半断線状態になることがあります。
・半断線状態になった箇所は、正常なコードよりも電気の通り道が狭くなっているので、局部的に異常発熱します。
・異常発熱によりゴムが炭化して、もう一方の線との間に電流が流れ、断続的にショート状態になり発火します。

IHこんろでの発火事故再現実験

・ビルトイン式電磁調理器(IHこんろ)の上に置いた片手鍋の油が発火。原因としては鍋底に反りのある方手鍋を使用し、油量が少なかったことに加え、調理終了後に加熱を停止しないまま、その場を離れたため、温度センサーが正常に作動せず、油が過熱し、発火しています。
燃焼実験室のようす

【登山用ロープの安全試験】

金網の向こうは落下実験設備

 

実験に使用した登山用ロープ
・ロープを固定し、他端に80㎏の重りを取り付け、高さ2.5mから落下させます。
・実験後のロープは見た目ではわかりませんが、長さが伸びており、結び目は摩擦熱で弱くなります。
・井上靖の長編小説「氷壁」のモデルとして話題となった登山中の死亡事故のご遺族により、調査のために提供された切れたナイロンザイルの実物がセンター内に展示されていました。
 視察を終えて参加者からは、「電気コードの間欠短絡発火実験、IHこんろの発火燃焼実験、登山用ロープの落下衝撃実験を見学させていだきました。発火実験では電気コードは冬場の気温が低い時期には発火に至る時間がかかるとされながらも、4分近くで発火しました。IHこんろの発火実験についても、ガスコンロよりも発火しにくいのではないか?という先入観がありましたが、IHこんろの方がお鍋の温まる時間が早いため発火するのも早く、更に初期消火ができる時間がとても短く危険だという事も分かりました。登山用ロープの落下実験については、普段なかなか使う機会はありませんが、世界でも試験されていないせん断衝撃試験も行っており、登山用ロープを使う安全性をとても正確に試験されていることがわかりました。」との感想が聞かれました。
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