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群馬県生協連女性協・生活クラブ生協懇談会報告
2008-02-05
群馬県生協連女性協・生活クラブ生協懇談会報告
女性協では、誰もが安心して気持ちよく暮らせる社会を実現することをめざして男女共同参画を職場・地域・家庭に根づかせる取り組みを進めています。
今回の懇談会は、高崎、前橋を中心としたエリアで共同購入事業をしている生活クラブ生協におじゃまして、共同参画について地域や職場で取り組んでいることや、家庭での様子などを意見交換し、生協の役割についても話し合いました。
生活クラブ生協は人と人とのかかわりを大切にと、組合員が中心になって地域に仲間を広げる活動を行っています。常勤理事も理事長も全役員が女性で運営しているので、男女共同参画といってもあまりピンときていなかったというお話がされました。職員も7名のうち男性は2名だけ、賃金も男女変わらず、今回そのうち男女2人が参加されていました。お話を伺っていて、皆さん共通していることは、自分が役に立つことを自信を持ってやっているということでした。そして、それぞれの方がいきいきしているのを感じました。(生協を始めたころの自分を思い出しました。)
常勤理事の秋山さんの「職場と家庭の働きはバリアフリー」という言葉が納得できる懇談会でした。
「男女共同参画を生協として推進してこう」という女性協の取り組みにはじめて触れました。普段は会えない女性協の仲間のみなさんとの出会いは私の中に新しい風を吹かせてくれました。職場の中は数年前まで全員が女性職員でしたので、男女共同参画といっても正直、ピンときませんでした。が、以前こんな、笑えるできごとが数回ありました。センターを訪ねてきた営業マンらしき人物が「あのぉ~、○○といいますが、だれか男の人はいませんか?」結構笑えましたが、これが現実なんですね。懇談会の中にありましたが、誰もがきもちよく安心して暮らせる社会を地域で実現できるように、私たち職員は常に意識して活動していこうと思います。地域の現実をつかみ、地域の要求にこたえる生協活動が本当に大事なんですね。そしてなにより大事なのは男性も女性も残業しないで定時におうちに帰るように努力すること。意識してがんばります。
生活クラブ生協・群馬の場合、職員・理事ともほとんどが女性で、組合員のほとんども女性で、女性が働きやすい生協です。これは、家庭で食に関心が強く、家事の多くを担っているのが女性である事の結果とも言えるでしょう。食のパイオニア生活クラブ生協は、家族の誰もが真剣に『食』を考え、取り組んでいける家庭を築くことこそが、男女共同参画の第一歩なのではないかと考えます。「班」のみの生活クラブ生協に出来る事は、支部活動・地区活動を通して、人と人の輪がほんものの食材を守り、家族の誰もが、食を通して地球の未来を考えられる、そんな活動を大切にすることだと思います。