本文へ移動
ぐんま食の安全・安心県民ネットワーク
ぐんま食の安全・安心県民ネットワークとは
県民ネットワークの活動の紹介
県民ネットワークへの加入のご案内
■群馬県・前橋市・高崎市と県民ネットワークが協働事業
「栄養成分表示に関する公開講座」を開催しました。
 ぐんま食の安全・安心県民ネットワーク(会長:中嶋源治県連顧問)は、群馬県主催、前橋市・高崎市との協働事業として11月13日(火)に群馬会館ホール(前橋市)において公開講座「今日から始めるかしこい食事~栄養成分表示の活用術~」を開催しました。この講座は、平成27年4月に食品表示法が施行され、消費者向けに予め包装された全ての加工食品と添加物に栄養成分表示が義務化されたことを受けて、栄養成分表示に関する理解と食生活への活用について学習と意見交換の場として企画されました。
 講師に公益社団法人日本栄養士学会専務理事迫和子氏を迎え、県民160名が参加しました。
公開講座会場のようす
県食品・生活衛生課中村課長(左)
県民ネットワーク中嶋会長(右)
 開会にあたり主催者を代表して群馬県健康福祉部食品・生活衛生課中村広文課長があいさつを行い、続いて共催団体を代表してぐんま食の安全・安心県民ネットワーク中嶋源治会長(前県連顧問)があいさつをしました。
 中嶋会長は、県内の事業者や消費者が参加する県民ネットワークが群馬県と協働して公開講座をはじめ様々な取り組みを進めていることを紹介し、有意義な一日となるよう期待していると述べました。
講師 迫専務理事
 公開講座の演壇に立った講師の迫和子氏は、平均寿命と健康寿命の違いについて触れ「私は自分の足で棺桶に入りたい」と切り出して、生活習慣病、認知症や高齢による虚弱、骨折・転倒を防ぐため元気なうちから食生活の自己管理が大切と強調しました。続いてやせすぎの場合の死亡率が最も高く、太りすぎの方はその次、BMI(=体重kg÷身長m÷身長m)が21.0~26.9の太りぎみの方が最も死亡率が低いと解説しました。
 高血圧の対策にはナトリウムの摂取量を抑えることが一番、栄養が足りてない場合は、カロリー量とタンパク質に注目する必要があるとして、食品の栄養成分表示のルールや見方をわかりやすく説明していきました。そして、栄養は不足もダメ、摂りすぎもダメとして、バランスよく食事をとるための栄養成分表示のかしこい活用術を紹介し、気持ち太り気味でも元気で長生きしよう、と呼びかけました。
萩原食品安全推進室長
 講演のあと休憩をはさみ、講師と会場参加者による質疑応答、意見交換が行われ、群馬県健康福祉部食品・生活衛生課食品安全推進室萩原美紀室長が進行にあたりました。
 会場から、食品表示のルールはより詳しくしていく方向なのか、簡略化していく方向なのか、食品表示に書かれている単位が統一されていないので見るときに戸惑ってしまう、などの質問や意見が出され、迫専務理事から、「栄養成分表示は義務化ができてこれから完全施行に向かっていく段階でありすぐに変わることはないと思う」「表示の単位は食品の種類や重さなどで事情が変わるため一律にするのは難しい。消費者が単位(の違い)をふまえて正しく読み取ることが大事」などの回答がありました。
質疑応答、意見交換のようす
前橋市保健所
小野課長
 共催団体を代表して閉会のあいさつに立った前橋市保健所健康部衛生検査課小野敏夫課長は、「今日の講演を家庭の中でも毎日の食事に役立ててほしい」と締めくくりました。
TOPへ戻る