医療生協非常勤理事研修交流会を開催しました
県内4つの医療生協の理事・監事・職員が集い学習交流しました
群馬県生協連主催、医療生協非常勤理事研修交流会が1月25日(木)群馬県生涯学習センター研修室で開催され、利根保健生協、北毛保健生協、群馬中央医療生協、はるな生協の理事、監事、職員と県連事務局の計55名が集い、学習と交流を深めました。
冒頭、県連八田直樹会長理事は23日に噴火した草津白根山の災害で利根保健生協の利根中央病院からDMATとして医師が派遣されたことを紹介し、「第1回目の開催となるこの研修交流会を、県連主催として開催する意義を確認できる1日としたい」とあいさつしました。
研修交流会は、はるな生協組合員活動部佐藤紀代子部長の司会で進行し、学習講演として医療生協さいたま中島光知子常務理事を講師に迎えて、「支部の主体性を高めるために~理事の役割~」と題して講演が行われました。
中島氏は、見守り協定、健康づくりの取り組み、誰でも参加できる安心ルーム、支部参加で組合員の利用結集をはかっていることなど、医療生協さいたまの活動事例を報告したあと、理事の学習強化、経験の蓄積などを大切にして理事会の強化をはかっていきたいと語りました。そして、「できないことではなく、できること、やりたいこと」を大いに話し合って有意義なグループ交流をしてほしいと参加者にエールを送りました。
講演を受けて参加者から「理事のスケジュールがびっしりあるが、常勤体制なのか」「理事活動に若い人を迎えるには?」「(2025年に向けた)10年構想をつくっていくために職員や組合員がどう関わっているのか」などの質問が出され、一つひとつ丁寧にお答えいただきました。
その後昼食休憩をはさみ、午後は8つのグループに分かれてグループ別の交流を行いしました。まとめの全体会では、3つのグループから交流内容の発表が行われました。
【第3グループ(発表者・はるな生協大野清さん)】
4つの生協が集まっているなかで、一つの言葉でもいろいろな意味がある。理事会の開催時間、機関紙配布率、班会の回数なども差がある。一口出資金額の違いも話題になった。健康診断の助成は自治体によって大きな違いがある。実態を一覧表にしたらどうか。また健診を受けたあとのフォローをしていくのが医療生協と思う。
【第8グループ(発表者・群馬中央医療生協鈴木智加恵さん)】
講師の中島さんに入ってもらった。助け合いのシステムの話で盛り上がった。各生協の事例を出し合い、人が少なく、どうやって人を集めていくのかという悩みも出された。また医療生協と購買生協との良い連携ができれば良いし、まずは始めてみることが必要と話し合った。
【第4グループ(発表者・利根保健生協・小林義男さん】
独居老人はなかなか普段外に出られないので、たまり場づくりなど外に連れ出す対策をやっていきたい。大学生や高校生たちが災害ボランティア等で活躍している、若い人を地域の取り組みで育てていきたいということも出された。北毛生協からは生協のメリットを組合員だけでなく地域の人にも広く宣伝しているとの報告があった。
研修交流会のしめくくりに県連斎藤剛専務理事から、研修交流会が成功のうちに終えることができたこと、医療生協の絆を深めていくこととあわせて、県連と医療生協が協同して広く県民に呼びかける運動をいっそう進めていくための足がかりが築けたとあいさつがあり、終了しました。