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「第17回食の現場探求隊」を開催しました
 
 ぐんま食の安全・安心県民ネットワーク(代表:中嶋源治県連顧問)は、群馬県との協働事業として10月14日(金)に「第17回食の現場探求隊」を開催しました。今回は館林市内の視察となり、群馬県農業術センター東部地域研究センター、JA邑楽館林青果センター、JA邑楽館林農産物直売所「ぽんぽこ」の3か所を見学しました。この現場探求隊には、一般公募による参加者とネットワーク関係者20名が参加しました。
 
 群馬県農業技術センター東部地域研究センターでは、センター長の窪田裕一さんと主任の長浜ゆりさんから、病害虫に弱いきゅうりの農薬に頼らない防除方法として、天敵を利用した技術の開発を進めていることについて、説明を受けました。病害虫の天敵となる「スワルスキーカブリダニ」を散布することで、消費者はもちろん生産者にも安全な防除が実現できるというものですが、消毒剤に弱いため、散布できる農薬が限られるという課題もあり、解決に向けて取り組んでいるとのことでした。
 
 その後、キュウリ栽培の施設見学を行い、キュウリ栽培の特性や苦労話などを聞きました。
 JA邑楽縦館林青果センターでは、園芸部園芸流通課課長の小川賢一さんから、青果センターから出荷している野菜の種類や商品特徴など生産物を手にとっての説明がありました。特にキュウリは、邑楽館林地区に600軒の生産者があり、施設面積はディズニーリゾートにも匹敵して、全国のJAの中でも有数の出荷量であるとのことでした。また、生産物受け入れの伝票処理や、生産履歴の管理方法などについても説明がありました。さらに、キュウリの袋詰め行程を見学しました。
  JA邑楽館林農産物直売「ぽんぽこ」では、店長の松島寿明さんから、農家・生産者からの地場野菜の比率が一般的な直売所に比べて高いこと、午後の品ぞろえもおろそかにせず、売り切れがあった場合は生産者に直接連絡して追加納品をしてもらっていること、周囲の店の価格調査をして適正な価格をつけていること、そうした努力の結果、地域に支持され売り上げをのばしていることなどについて説明を受けました。
  参加者は、移動中のバス車中でも、施設キュウリの主な害虫と天敵、食品安全や食品表示などのDVD学習をし、充実した一日を過ごしました。 また、群馬県農業技術センターでの見学の様子は、当日夜の群馬テレビ「ニュースジャスト6」「ニュースeye8」の中で放送されました。
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