第60回群馬県消費者大会が開催されました
第60回群馬県消費者大会(実行委員長:八田直樹県連会長)が10月27日(木)、群馬県勤労福祉センターで開催され、25団体101名が参加しました。大会では八田実行委員長があいさつとともに労福協中央協議会の給付型奨学金創設の取り組みを紹介し協力していこうと呼びかけたのに続き、来賓として参加された群馬県生活文化スポーツ部消費生活課星野真弓課長から「特殊詐欺など消費者被害の根絶に向けて取り組んでいる。消費者のくらしを守る活動を推進している皆様からもご協力をいただきたい」と祝辞と激励をいただきました。
第一部は、針谷勉県消団連事務局長(コープぐんま)から以下の提案が行われ承認されました。
I.基調報告
II.第60回群馬県消費者大会に向けた実行委員会報告
III.群馬県への消費者行政に関する要請事項と回答について
IV.市町村の消費者行政調査結果について
針谷事務局長は、NPO法人消費者支援群馬ひまわりの会が適格消費者団体認定に向けて準備手続きに入っていることに触れ、多くの人に知らせ支援を進めていきたいと提案したほか、群馬県へ要望事項を提出し回答説明会を行ったこと、群馬県や市町村の消費生活センターとの懇談を進めていることなどを報告しました。
第二部の記念講演は、「憲法ってなぁに?~憲法のこれから~」と題して、村越芳美弁護士(村越芳美法律事務所)にご講演をいただきました。
村越先生はまず「憲法って、誰のため、何のためにあるの?」と問いかけ、それは国民の権利を守るために権力者(天皇や政府、国会議員、公務員)が守るべきものと決められている、と指摘しました。ところが自民党の憲法改正草案では今の憲法の基本の部分が大きく変えられてしまっている、と実例をもとにわかりやすく解説していきました。
先生は弁護士の業務に従事しながら、群馬県内で「憲法カフェ」を主宰したり、あすわか(明日の自由を守る若手弁護士の会)に所属して、「知憲」の活動にも携わっておられます。