“フートピア21”国際協同組合デー記念交流集会を開催しました
県連女性協、JAぐんま女性協、県森林組合連合会などから27名が参加
県連女性協、JAぐんま女性協、県森林組合連合会などから27名が参加
“フートピア21”第94回国際協同組合デー記念交流集会が3月17日(金)に開催され、群馬県食肉卸売市場(玉村町)と群馬県産材加工協同組合(藤岡市)の視察研修会が行われました。群馬県生協連女性協議会・県連事務局から9名が参加しました。これにJAぐんま女性協・県森林組合連合会・JA群馬中央会の参加者を加え、27名が学習と交流を深めました。
交流集会に先立ち、群馬県生協連八田直樹会長があいさつし、「ともに国内有数の優れた施設である食肉卸売市場と県産材加工施設を見学し学習することで、県内の協同組合間連携をいっそう深める一日としたい」と呼びかけました。
群馬県食肉卸売市場では、境野修一社長から歓迎のあいさつがあり、「上州和牛・上州麦豚を取り扱う市場として、衛生管理は全国トップレベルで運営している。取扱高も多く豚では一日2千頭の処理を行っている。世界にアピールしていくためにも衛生管理を徹底することが大事」と強調しました。続いて市場の管理部長より概要説明があり、「全国28の食肉市場の中で肉豚の取扱いは1位、肉牛は6位。牛肉輸出ではアメリカ、EUをはじめ9か国から輸出認定施設として指定されている」と説明がありました。
その後参加者は見学用の白衣に身を包み施設内に移動して、ガラス越しに枝肉処理の作業の様子を見学しました。施設見学に同行した養豚生産者の加藤顕さんは、「はじめてこの施設に訪れたとき、自分の育てた豚がこれほど丁寧にあつかわれているのかと感動しました」と話しました。
昼食後はバスで旧鬼石町(現藤岡市)の県産材センターへ移動しました。県産材センターには原木市場と製材加工施設が隣接して置かれ、群馬県産材加工協同組合は製材加工工場を運営しています。工場は株式会社トーセンが業務を受託しており、トーセンの担当者から説明を受けました。
この製材工場では杉の製材・加工を行っており、ほとんどの工程が機械によるオートメーションとなっていました。また、木材を乾燥させる熱源として、木くずを燃焼させて使用しており、環境にも配慮した運用が行われていました。製材加工された製品は、主に首都圏に出荷されているとのことです。
研修のしめくくりに松本勉枝女性協会長は、「食肉卸売市場、県産材加工協同組合とも興味深く見学できました。養豚生産者の加藤さんの言葉が印象に残っています」と感想を語りました。
“フートピア21”とは群馬県生協連、JA群馬中央会、県森林組合連合会、県漁協で構成し、県内の協同組合間連携を深める活動などを行っている組織です。平成7年9月25日に設立されました。
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