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「第2回食の現場探求隊」を開催

~流通事業者の安全性確保の現場を探求する~

 ぐんま食の安全・安心県民ネットワーク(会長 峰岸通)は9月19日(木)、群馬県との協働事業として「第2回食の現場探求隊(バスツアー)」を開催しました。
 このバスツアーは、消費者が食品の安全確保の取組みを知り、日頃、不安に思っていることなどを意見交換し、安心を実感していてだくための取組みです。この企画には一般公募により抽選で選ばれた38名が参加し、コープネット事業連合(本部:さいたま市)が運営する商品検査センターと、コープネット美女木農産センターがあるJA全農青果センターを見学しました。
コープネット商品検査センターは、コープネットが企画・供給する商品の状態や、店舗などの管理状態を継続的に点検し、把握することを目的に検査を行っています。

 コープネット商品検査センターでは、今年1月に発覚した中国製冷凍ギョウザ事件を受け、食の信頼回復のために様々な対策を進めており、それらの対策について内田センター長から説明を受けました。検査・点検の強化や商品管理の強化、事件や事故などの危機管理対策の強化、組合員や社会に対する情報提供の強化など、食の安全確保のためにコープネットが従来の体制を見直し、新たな取組みを始めていることを学びました。
 続いて、検査センターの概要説明を受け、微生物検査や残留農薬検査、品質・成分検査などの様子を、2班に分かれて見学しました(下写真)。参加者から検査担当者に活発な質問が出されていました。参加者からは「ギョウザ事件で不安があったが、きめ細かな検査や新たな安全対策が強化されていることを知り、信頼感が高まった」との感想が寄せられました。
コープネット商品検査センターを見学している様子
 JA全農農産センター(コープネット美女木農産センター)は24時間稼動の最新鋭の農産物流センターです。コープネット農産グループの植野さんからコープネットの概要について、またJA全農青果センターの今橋さんからは農産センターの概要について説明を受けました。この農産センターは、鮮度と品質を保ったまま流通させる「コールドチェーン」方式を採用しており、入庫・保管・出庫に至るまで品目ごとに最適な温度を保つよう、すべての工程がコンピューター管理されています。また、全国各地の産地から仕入れを行っていますが、県別では野菜については群馬県からの仕入れ高がトップとのことでした。
 説明を受けた後、2班に分かれてセンター内を見学しました。センターの中枢である自動ラック倉庫を実際に見学し、この倉庫内に4,752もの棚(下の写真左)があり、保管量は1,200トンという説明に、参加者の皆さんは、そのキャパシティの大きさや、全ての工程が自動化されていることに驚かれたようでした。このような大量の農産物が厳格な管理のもと集荷・保管され売場に届けられていることに、安心すると同時に規模の大きさに驚いたという感想をいただきました。一般の方が見学できないこのような企画の継続を要望する声もいただきました。
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