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ぐんま食の安全・安心県民 ネットワーク

「第4回地域語部の会」を開催
2009-03-06
桐生で「第4回地域語部の会」を開催
~今だから考えよう!BSE~
 
 2009年2月21日(土)、ぐんま食の安全・安心県民ネットワーク(峰岸通会長)では群馬県との協働事業として「第4回地域語部の会」を桐生市市民文化会館で開催しました。桐生市やみどり市などから64名が参加しました。
 今回は「今だから考えよう!BSE」をテーマに、内閣府食品安全委員会から「我が国におけるBSE牛海綿状脳症(BSE)対策のリスク評価」について基調講演をしていただき、その後、パネルディスカッションを行いました。

<概要>
基調講演「我が国におけるBSE対策のリスク評価」
   講師:手塚 秀氏(内閣府食品安全委員会事務局リスクコミュニケーション専門官)
パネルディスカッション「今だから考えよう!BSE」
   コメンテーター:手塚秀(講師)
   パネリスト(消費者):菅原晴美(生活協同組合コープぐんま理事)
     (生産者):鈴木明巳(群馬県JA肉牛肥育部連絡協議会会長)
     (事業者):秋山謙二((株)とりせん第一商品部長)
     (行政):松本寿男(群馬県食肉衛生検査所長)
   コーディネーター:長井 章(群馬県食品安全局長)
 
 基調講演では、手塚専門官から、食品安全委員会の紹介や「リスク分析」の考え方について説明をしていただいた後、国内BSE対策についてご講演いただきました。BSEとはどのような病気なのか、日本ではBSEに対してどのような対策が行われているのか、そのBSE対策がどのように評価されているのか、など分かりやすく解説していただきました。
 
 パネルディスカッションでは、冒頭に食肉検査所長の松本さんから「群馬県におけるBSE対策」について、食肉衛生検査所の紹介や食肉などの検査、群馬県で行われているBSE対策についての報告がありました。その後、消費者、生産者、事業者の各パネリストを交え、BSE発生当初と比べて、現在、BSEに対する考え方がどのように変化したか、また、全頭検査についてどのように考えているかという点について意見交換を行いました。20ヶ月齢以下の国産牛のBSE検査については、現状では消費者の理解が十分に進んでいないことを考えると、このようなリスクコミュニケーションを継続して行い、十分に説明をして消費者の理解を深めていくことが重要であり不可欠なことではないか。群馬県だけが検査を中止することは風評等の影響があり無理があるという意見も出されました。20ヶ月齢以下の国産牛の検査については、こういう状況をふまえて、結論を出す前に十分な議論を行い、慎重に検討していくことが必要であるということを確認しました。
講師の手塚秀氏と会場の様子
パネルディスカッションの様子
パネラーの皆さん
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